• TOP
  • コラム
  • 家庭用消火器の処分方法とかかる費用は?リサイクルシールの価格も解説

家庭用消火器の処分方法とかかる費用は?リサイクルシールの価格も解説

2022年06月22日

タイトル画像


みなさまは消火器の処分方法、そして処分費用をご存知でしょうか?

消防設備だからといって消防署に持ち込みしても引き取りや回収は行ってくれません。


消火器の耐用年数は業務用消火器で10年、家庭用消火器は5年程度です。


耐用年数の切れた消火器は安全に回収するためリサイクルの対象となっており、ルールに沿って正しく処理されなければなりません。


リサイクルをする以上、家電と同様に処分費用が発生します。

今回は消火器の処分方法だけでなく、処分費用、リサイクルシールの価格についても解説します。


<お急ぎの方は消防テックのお問い合わせまで!>



消火器の処分方法は?

消火器


消火器の処分には基本的に、リサイクルをする必要があります。

特定の窓口か、指定引取場所に、リサイクルシールを貼り付けた消火器を持ち込みやゆうパックでの郵送で回収してもらうのです。


また、リサイクルの対象は、2010年1月1日以前に購入した消火器(またはリサイクルシールが付いていない消火器)です。2010年以降に購入した消火器は、最初からリサイクルシールが貼られているため、リサイクルシールの購入は必要ありません。


なお、リサイクルシールにも有効期限がありますので、以前購入したものを使用する場合は有効期限を確認してください。

有効期限が切れている場合は新しく購入する必要があります。


ちなみに、エアゾール式の消火器だけは消火器とみなされないため、「ガス缶」として処分してください。


>>エアゾール式の消火器とは?


消火器の処分費用は? 


特定窓口の場合、リサイクルシール代金に加えて別途保管費用などが必要です。リサイクル費用は消火器の種類・サイズによって変わります。家庭用の小型タイプは500〜1,000円、それ以上だと2,000円以上になります。


ただし指定取引場所にて引き取り依頼をした場合、リサイクル費用の他に運搬費用も必要となります。地域や依頼場所によって料金は変動しますが、相場で1,000〜3,000円ほどになります。


また、不用品回収業者に引き取りを依頼することもできます。小型のもので1本あたり2,000円程度、大型のものになれば3,000円程度です。


特定窓口や指定引取場所を利用するのに比べて高額になる場合もありますが、なかには自宅まで訪問して回収してくれる業者もあります。


持ち込む手間が省けるので、大量に処分してしまいたい場合などは不用品回収業者に依頼する方が賢いかもしれません


消火器のリサイクルシールの購入方法は?


リサイクルシールは特定窓口または指定引取場所にて購入することができます。

お近くのリサイクル窓口は「リサイクル窓口検索」から探すことができます。


消火器のリサイクルシールの価格は?

気になるリサイクルシールの価格ですが、リサイクルシールはオープン価格ですので、料金はそれぞれの窓口にお問い合わせする必要があります。


オープン価格とはなりますが、大体500円程度が目安と言われています。


無料で消火器を回収してくれる場合も!

ここで解説した有料での「廃消火器リサイクルシステム」に則って引き取ってもらう方法が基本ですが、同時に新しく消火器を購入する場合は無料で回収できる場合があります。

ホームセンターで買い換える

ホームセンターで購入できる新しい家庭用消火器の場合、買い換える時に古い消火器を持ち込むことで無料で回収してくれる場合があります。

しかし、古すぎたり、破損や腐食がある場合や大型消火器の場合は引き取りができないことが多いようですので、事前に問い合わせをしておくと安心です。

ホームセンターで家庭用消火器を購入する場合は5,000円程度が相場です。
過去の記事で購入方法をご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。


ダスキンで新しい家庭用消火器を購入する

古い消火器がダスキン製の家庭用消火器の場合であれば、新しい消火器もダスキンで購入すれば無料で古い消火器を下取りしてくれます。

ダスキン製の家庭用消火器以外の回収や下取りのみの依頼の場合は、別途お問い合わせが必要で、費用がかかる場合もあります。

なお、ダスキン製の家庭用消火器はホームセンターで購入する消火器よりハイグレードな商品のため、金額も高額になることが多いです。

消火器の設置・点検は消防テックまで!

消火器


いかがでしたでしょうか?
消火器の処分費用ついて理解は深まりましたでしょうか?

消火器は圧力容器です。
消火器は、劣化や腐食、変形などがあるとちょっとした拍子で死亡事故が発生するほどの威力で破裂することがあり、重大な事故につながりかねません。

耐用年数にかかわらず、少しでも外傷のある消火器は動かさず、購入元やリサイクル窓口に相談してください。

<消火器の設置・点検は消防テック!>