消火器の表示は何を示している?標識について解説!
2020年12月09日
みなさんはビルの中でこのような標識を見たことがありますか?これは一体何を示している標識でしょうか。
今回はこの標識の意味と、消火器設置のポイントをお伝えします。
万が一火事が起こった際、速やかに消火器を使用できるよう、今回のコラムを参考にしてみてください!
標識は、消火器があることを教えてくれている!
お分かりの方も多いかと思いますが、こういった標識の下には消火器が設置されていて、皆さんに消火器の場所を教えてくれる役割を果たしています。
いざ火事が起こった際、たいていの人はパニック状態になります。
パニック状態の中、消火器を探すことはとても困難ですよね。
いつも通っているオフィスなど馴染みの場所ならまだしも、初めて訪れた場所であれば尚更です。その際、消火器の標識があるのとないのでは消火器を見つけるまでの速さが格段に違います。
消火器の標識がないと点検で”不良”判定に!
消火器に設置義務があることは皆さんもご存知かと思います。
しかし、標識の設置義務に関しては知らない方も多いのではないでしょうか。
実は、消火器を設置していても、標識がないと消防設備点検で“不良”判定となってしまうのです!
消火器の標識は、
床面からの高さ1.5m以下に設置し、見やすい位置に付けること と決められています。
消火器の標識は数百円で販売されていますので、もし標識を設置していない場合には用意しましょう。
今後消火器を設置予定の方は、標識も忘れずに手配してくださいね!
まだあります!消火器を設置する上での注意点!
消火器を設置する上で、標識も必要になることは分かっていただけたかと思います。
しかし、注意することは標識だけではありません。
下記項目も消火器を設置する上での注意点です。今一度確認してみてください!
・通行又は避難に支障がなく、必要時にすぐに持ち出せる場所に設置すること。
・消火器は各防火対象物・部分から歩行距離20m以下(大型消火器は30m以下)になるよう設置し、
各階ごとに設置すること。
・地震や振動で消火器が転倒、落下しないように設置すること。
・ 高温・多湿場所は避け、消火薬剤が凍結、変質又は噴出するおそれの少ないところに設置すること。
・消火器に表示されている「使用温度範囲」内の場所に設置する。
・高温や湿気の多い場所、日光・潮風・雨・風雪等に直接さらされる場所、腐食ガスの発生する場所(化学工場、温泉地帯等)等に設置する場合は、格納箱に収納するなどの防護を行う。
・厨房室での床面、作業場の地面等への直置きは避け、壁掛け又は設置台、格納箱に設置する。
これらも消防設備点検の際の点検対象項目になりますのでしっかりと守りましょう!
消火器の点検も忘れずに!
消火器の点検は消防法で義務づけられています。
点検後は所轄の消防署へ報告しなければいけません。
点検の頻度は6ヶ月に1回です。定期的に点検をしていれば使用期限が10年と言われている消火器をきちんと長持ちさせることができます。
いざという時に使用できるよう点検は忘れずに実施しましょう!
消火器の設置は消防テックまで!
いかがでしたでしょうか?
消火器の標識の必要性、そして消火器を設置する上での注意点について理解は深まりましたか?
消火器は設置したけど標識は貼っていなかった!
そもそも消火器の設置を忘れていた!
消火器・標識の設置についてはお気軽に消防テックへお問合せ下さい!
<消火器への設置は消防テックまで!>