故障の放置は危険!住宅用火災警報器の取り外し方を解説!
2020年06月10日
みなさんのご自宅には住宅用火災警報器は設置されていますか?
住宅用火災警報器の設置義務化は東京都で2004年10月1日、東京都以外では2006年6月1日にスタートしました。
ここ10年のあいだに新築の家に住んでいれば、みなさんのご自宅にも設置されてあるはずです。ぜひお部屋の天井を確認してみてください。
火災報知器の交換の目安は約10年と言われているので、設置義務化当初に設置された住宅用火災警報器は既に交換の時期をむかえています。
電池切れや故障している住宅用火災警報器を使用し続けると、いざ火災が発生した場合に正常に作動せず、火災の発見が遅れて大切な家族の命や財産を失う可能性があります。早急に新しい警報器への交換が必要です。今回は、交換時期をむかえた住宅用火災警報器の外し方をご紹介します。10年以上同じ警報器を設置している方はこのコラムを参考に、現状の警報器を外して新しい警報器に交換しましょう!
まずは火災報知器の設置時期を確認!
先程もお伝えしましたが、火災報知器の交換の目安は約10年と言われています。
とはいえ、いつ設置したか覚えていないという方も多いと思います。
交換時期を確認するために、まずは設置年月・製造年月日を確認しましょう。
方法は2つあります。
① 設置したときに記入した「設置年月」を確認
② 本体に記載されている「製造年月日」を確認
画像:Panasonic
ご自宅の感知器は何年の記載になっていましたか?
「とっくに10年以上経過していた!」なんて方もいらっしゃると思います。
まずは現状を把握することが大切ですね !
10年以上経過した警報器を設置している場合は速やかに交換しましょう。
交換は電池のみ?本体ごと交換?
住宅用火災警報器は本体ごと交換することをおすすめします。
なぜかというと、住宅用火災警報器本体にも内蔵している電子部品に寿命があり、およそ10年程度で交換が必要になるからです。
2005年以降に販売している電池式住宅用火災警報器は電池寿命が10年で、本体の寿命と同じなので、電池が寿命となった警報器は、本体も寿命がきているということです。電池のみではなく、本体ごと交換しましょう。
交換はご自身でも出来ますが、消防テックでも交換可能ですので「プロにお任せしたい!」というお客様はお気軽にお問い合わせください。
住宅用火災警報器の取り外し方!
火災報知器の取り外し方をご説明します。外し方はとても簡単です。
(取り外し・取り付け方法は、メーカーごとに異なります。既設商品が100V式の場合は電気工事が必要になりますので、プロにご相談ください。)
天井に取り付けられた取付けベースに、本体が取り付けてあります。
本体の外周を持ち、上に押し付けながら左(「はずすの方向」)に回しましょう。
「はずす」の方向に半周ほど回せば本体が外れます。
本体は意外と重いので落とさないように注意してくださいね。
取り外し後、天井側はこのような取付けベースだけになります。
以上です!とても簡単ですよね。5分足らずで取り外すことができます。
住宅用火災警報器の定期点検を忘れずに!
いざという時のために、定期的に動作確認をしましょう!
ボタンを押す、またはひもを引いて確認をします。家族で火災時の警報音を確認しておくといいですね。
正常な場合は正常をお知らせするメッセージまたは火災警報音が鳴ります。
(※警報音はメーカーや製品により異なります。)
音が鳴らない場合は、電池がきちんとセットされているか確認してみてください。
それでも鳴らない場合は、完全に電池が切れているか、商品が故障している可能性があります。
いざという時に作動しない!なんてことのないように故障している警報器は早急に交換しましょう!
住宅用火災警報器の設置・交換は消防テックまで!
いかがでしたでしょうか?
住宅用火災警報器の外し方についてお分かりいただけましたでしょうか?
火災警報器は火災が発生した際、いち早くわたしたちに火災を知らせてくれる設備です。
電池切れや故障によって作動しなければ、設置している意味がありません。
定期的に動作確認を実施し、不具合があれば速やかに交換しましょう!
住宅用火災警報器はご自身でも交換できますが、種類によっては資格をもったプロでないと交換できない警報器もあります。ご不明な点がありましたらお気軽に消防テックへお問合せください!
<住宅用火災警報器の設置・交換は消防テックまで!>