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スプリンクラーってどのくらい効果があるの?

2020年05月21日

スプリンクラーと聞くと、天井に設置された小さな丸いものをイメージされる方も多いのではないでしょうか?

スプリンクラー設備は、主に熱で火災を検知し、火元とその周辺に水を散水させて、

火災を初期段階で消火させることを目的としています。

今回は、「スプリンクラーを設置するか検討しているけど、実際どのくらいの効果があるの?」と疑問を持たれている方に向けて、スプリンクラー設備の効果について解説します。


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スプリンクラーは初期消火に効果絶大!

スプリンクラー


早速の結論ですが、スプリンクラーは初期消火にかなりの効果があります。

その理由について理解するために、スプリンクラーの特徴をみていきましょう。


スプリンクラーの初期消火成功率は96%!

なんと、スプリンクラーによる初期消火成功率は96%もあるのです!

消火器による初期消火成功率は約70%と言われているので、

スプリンクラーの成功率がとても高いということがわかりますね。

東京消防庁の調査によると、スプリンクラー設備が設置されている建物からの火災は、

毎年、管内で約85件発生しており、このうち約10件で消防隊員が消火活動をする前にスプリンクラーが

作動しています。

スプリンクラー設備から散水があった場合、ほぼ100%有効に火災を最小限にくい止めています。

その効果は非常に大きいですね!

スプリンクラーにより死者発生率を6分の1に抑えられる

法令に基づいてスプリンクラーを設置している建物では、

火災が起こった際の死者の発生率を6分の1程度に抑えられているのです!

 

みなさんは焼死のほとんどは「煙」が原因ということをご存知でしょうか?

スプリンクラーは、火災時に消火するだけでなく、煙の発生も抑制します。

そのため、火災による一酸化炭素の発生を抑え、一酸化炭素中毒の発症を防ぐことができます。

スプリンクラーの散水により煙の発生を抑えることによって、避難時間を確保することができ、

死者の発生率を抑えることができるのです。

スプリンクラーの作動によって、安全に余裕をもった避難ができるのは重要な特徴のひとつですね。


スプリンクラーの散水障害は命とり!日々の点検を!

スプリンクラーを設置していても散水障害があっては意味がありません!

 

散水障害とは、スプリンクラーヘッドから散水された水が、間仕切りや家具・垂れ壁といった障害物があるために有効に散水されない状態を言います。

スプリンクラーで消火するためには、燃えているものに水がかからなければいけません。

スプリンクラーヘッドの周りは、消火の邪魔にならないように、水平方向に30cm以内、垂直方向45cm以内は、物を置いてはいけません。注意しましょう

散水障害

画像:東京消防庁

「障害物は置いてないし散水障害の問題はないから安心」と思っていませんか?

点検も定期的に実施が必要です。

万が一、火災が起こった時に作動しない、なんて事があれば大変な事態になります。

ご自身の大切な資産・大切な人を守るためにも、必ず点検を行ないましょう。

スプリンクラーは資格者でないと点検が出来ませんので専門業者へ依頼しましょう。



スプリンクラーの設置費用はどれくらい?

スプリンクラー


スプリンクラーの設置費用って高そう。。と気にされる方も多いのではないでしょうか。

気になるスプリンクラーの設置費用ですが、2階建住宅に新たに設置する場合、約90万円~となります。

(取付個数や間取り、建物の構造、水道管の状況によっても費用が異なります)

たしかに他の消火設備に比べると高いですが、その分消火効果も非常に高いです。

安全のための設備投資とも言えるでしょう。


スプリンクラーの設置・点検は消防テックまで!

いかがでしたでしょうか?火災は事前の予防と発生時の初期消火が鍵となります。

スプリンクラー設備は、設置費用は高いですが自動の消火装置としての消火能力は、他の消火設備と比べてとても効果的です。自動消火の効率も抜群に良いので法律で設置が義務付けられていないような建物でも、万が一のことを考えると設置をしておくのが賢明です。非常に効果的な防火対策のひとつとなるでしょう。

 

<スプリンクラーの設置・交換は消防テックまで!>

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