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誘導標識の区分と種類とは?気になる価格は?

2020年04月22日

みなさまは誘導標識について理解していますか?

誘導標識は、火災が起こった際に避難口の位置もしくは避難口のある方向を示し、建物の中の人を屋外に避難させるための標識のことです。そんな誘導標識には区分や種類があります。万が一のときに命をしっかり守れるように誘導標識について深く理解しましょう。今回は誘導標識の区分と種類、気になる価格についても解説します。

 

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誘導標識の種類は2種類!

誘導標識

まずは、誘導標識について解説します。

誘導標識とは、火災が起こった際に避難口の位置もしくは避難口のある方向を示し、建物の中の人を屋外に避難させるための標識のことです。誘導標識には、避難口であることを明示する避難口誘導標識と、避難口の方向を明示する通路誘導標識の2種類があります。

 

また、誘導標識に似た設備として誘導灯があります。これらの違いは、誘導灯が照明器具やバッテリーを内蔵していることに対し、誘導標識はそれがないということです。用途は一緒ですが、設備の構造の違いと思っていただければわかりやすいです。

 

消防法によって、百貨店や病院、映画観など不特定多数の人が出入りする建物には一定の間隔ごとに誘導灯を設置することが義務付けられています。

一方、工場や倉庫、事務所などは比較的規制が緩やかですが、誘導灯を設置しなくてはなりません。 しかし、外観を損ねる・コストがかかるといった観点から、誘導灯は好まれないのが実情です。誘導標識は、照明設備と同じ場所に設置することで避難口誘導灯の設置を免除されます。そのため、誘導標識は蓄光式が好まれています。

                                                      画像:ミドリ安全株式会社

誘導標識の区分はたくさんある!

次は誘導標識の区分について解説します。

蓄光とは、文字通り光を蓄える性質のことです。太陽光や白色蛍光灯などの光を吸収して暗い場所で放出することで、電池や電源といったバッテリーを使用することなく発光することができます。光を放出することで徐々に視認性は失われていきますが、また光を当てることで蓄光します。 蓄光式誘導標識とは、この蓄光の性質をを利用して光る誘導標識です。消防法施行規則の改正により、小売店や飲食店、事務所、倉庫など小規模小売店舗などで誘導灯の代わりに蓄光式誘導標識を設置することができるようになりました。

 

この蓄光式誘導標識には基準があり、蛍光灯で20分間照射した後の平均輝度によって2種類に分類されます。20分後の表示面の平均輝度が24mcd/m2以上であれば「中輝度」、 100mcd/m2以上であれば高輝度です。さらに高輝度蓄光誘導標識は、照度や前述した60分後の表示面の平均輝度によって9つの区分に分けられます。


誘導標識

                                                                                        画像:モノタロウ

誘導標識の価格は?

誘導標識の価格は結構お高いんでしょう?そう気にされる方も多いのではないでしょうか。

蓄光式の場合は2,500円~程度で購入可能です。また、蓄光式でない場合は数百円程度で購入することもできます。誘導灯と比べバッテリー照明設備がないので比較的格安で買うことができますね。


誘導標識の点検・設置は消防テックまで!

いかがでしたでしょうか?

誘導標識は、火災が起こった際に避難口の位置もしくは避難口のある方向を示し、建物の中の人を屋外に

避難させ、人命を守るものです。誘導標識は消防法によって点検が義務付けられています。必ず点検を行い、非常時に問題なく稼働させる状態にすることが必要です。点検は専門家にお任せすることをオススメします!

 

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