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避難器具の1種!避難ロープの使い方は?

2020年04月16日

みなさまは避難ロープについて理解していますでしょうか?

あまり聞き慣れないかもしれませんが、避難ロープは避難器具の1種で、災害時に避難ロープを通じて降下することができます。避難ロープは避難者の命を守る大切なものであり、適切な使い方の理解が必要です。

今回は避難ロープについてと、使い方について解説します。

 

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そもそも避難ロープとは?

避難ロープ


まずは、避難ロープについて解説します。避難ロープは避難器具の1種で、災害時にロープを通じて上層階から降下するロープのことを指します。避難ロープは先端の吊り下げ金具とロープ、と足をかける横棒(横桟)で構成されており、ロープには滑り止めが施され安全に降下できるよう配慮されています。

避難ループは2階のみの設置が可能で、それ以上の階層には設置できません。10階から避難ロープで避難することは想像が難しいですね。

                                                   画像:モリタ宮田工業株式会社

避難ロープの使い方は?


では次に避難ロープの使い方をみていきましょう。


避難ロープ


まずは、避難ロープをケースから取り出し、吊り下げ金具を手すりや専門の取り付け具にセットします。

その後避難ロープを展開し、降ろしていきます。


避難ロープ


避難ロープを降ろしたら、避難ロープから避難者が降ります。体と壁を直角にし、避難ロープを左右の手で挟むようにして降りるのが理想です。複数人が降りる場合は慌てたり先を急いだりせず落ち着くことが大切です。人と人との距離は2mを開け、順次に降ります。先に降りた人が、避難ロープのカタンを固定するように支えると、後から降りる人が簡単に降りることができます。

                                                         画像:災害対策本舗

避難ロープは点検が必要?

避難ロープ


避難ロープは消防法により6ヶ月に1度の点検が義務付けられています。

点検では、

・ロープにキズやほつれなどの異常がないか

・ロープに汚れや変色がないか

・横棒(横桟)に腐食や固定のゆるみがないか

・吊り下げ金具に変色、負傷や作動不具合はないか

といったことを確認します。また、避難ロープの吊り下げ場所が適切であるか、設置場所周囲は整理整頓されているかも併せて確認する必要があります。


避難ロープの設置・点検は消防テックまで!


いかがでしたでしょうか?避難ロープに関する理解は深まりましたでしょうか?

避難ロープは災害時に避難者の命を守るものです。だからこそ、避難ロープに関する理解をしっかり持って適切に設置する必要があります。また、避難ロープは点検も必ず必要です。そのため、適切な避難ロープの設置・点検の際は専門家にお任せすることをオススメします!

 

<避難ロープの設置・点検は消防テック!>

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