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【退去や移転予定の方必見!】原状回復工事での消防設備はどうする?

2022年10月07日

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事務所の移転や閉業などでの退去の際、必ず必要になるのが原状回復工事です。

テナントを借りているという場合の多くは、入居時に内装工事を行っていますので、内装に合わせて消防設備も設置しているはずなので、元に戻さなければなりません。

この、元の状態に戻す工事が原状回復工事なのですが、内装工事の際に増やした消防設備はどのようにすれば良いのでしょうか。

本記事では、原状回復工事の際、増設した消防設備はどうするのが良いのかについて、わかりやすく解説いたします。

退去時の返却方法と消防設備の取り扱い

テナント退去時の返却方法には、主に3つのパターンが存在します。

①そのまま返却(原状回復工事なし)
②スケルトン工事をして返却(原状回復工事あり)
③天井や壁を軽量鉄骨で組み、ボードを貼って返却(原状回復工事あり)

どの返却方法にするかについては、契約時の契約書に記載があったり、オーナー様との話し合いにより決定されたりと様々です。

基本的に原状回復工事を行う場合は全て元の状態に戻す必要がありますので、オーナー様より具体的な指示がない場合は消防設備も元の状態に戻すのが良いでしょう。

原状回復工事のために消防設備を撤去する場合の注意点

消防設備


原状回復工事を行う際、解体中のチリやホコリによって消防設備が誤作動を起こすなど、解体工事に支障が出てしまうことがあります。

そのため、まずは消防設備を撤去する必要があります。
ここでは、設備ごとの対処法をご紹介します。

①自動火災報知設備や感知器などのセンサー類

まず、誤作動を起こしやすい感知器などのセンサー類は外し、受信機からの電送を停止します。
その後、配線の処理を行うことで誤作動を起こすことなく処理できます。

②非常放送設備

スピーカーを撤去し、他の区画で制御している音響システムに影響が出ないよう、適切な手順で処理をします。

③スプリンクラ・自働消火装置

解体中の打撃により、誤ってスプリンクラーが作動しないよう、初めにスプリンクラーヘッドを外してプラグ止めを行ったり、・スプリンクラーヘッドの保護をしておきます。

自動消火装置の場合、薬品で消火するタイプの場合は、薬品を適切に処理する必要があるので、スプリンクラー同様解体工事前に取り外し、適切に処理します。

原状回復工事のために消防設備を設置する場合の注意点

解体工事完了後、基本的には元々の状態に戻しますが、消防法は年に数回改正しているため、テナントを借りた時とは法令が異なっていることもあります。

そのような場合は法令に準じた設備を増設・設置する必要がありますので、解体後、所轄の消防署に相談し、必要な消防設備を設置します。

機器は新品の指定がない場合、その機器がまだ使用できるのであればそのまま再利用しても問題ありません。

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