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自分で点検しても良いの?わかりづらい消防設備点検について解説します

2022年02月24日

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消防設備についての知識はあるけれど消防設備点検は自分でやっても良いの?
疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。

実は、条件や設備は限定されますが、消防設備点検はご自身で点検、
報告を行っても良い場合があるのです。

今回は、ご自身で点検、報告をしても良い条件や設備について解説します。


消防設備点検についての基本的なきまり


消防設備点検は、建物がある一定の規模である場合、
年2回の機器点検と、年1回の総合点検を行う必要があります。

多くの場合、1年の間の1回は機器点検のみ、
もう1回は総合点検と機器点検という形で点検していくので、
実際に点検を行うのは年2回になります。

また、その点検結果は、不特定多数の方が出入りする建物では年1回、
ある程度限定された人が出入りする建物では3年に1回、
所轄の消防署等に届出書類を提出する必要があります。

無資格者が点検できる条件とは?


一定以下の広さの建物であれば、設置されている消防設備によっては
関係者様自ら点検をし、報告しても良いのです。

しかし、いずれも製造から時間が経過しているものや、
誘導標識以外の誘導灯本体、蓄光式誘導標識は専門的な知識や技術が
必要になりますので専門業者に依頼するようにしてください。

具体的な条件は、以下1つずつご紹介していきます。

自分で点検をしても良い建物とは?

1000㎡未満の防火対象物(一部除く)は消防法には関係者様が点検、報告行えます。

しかし、1000㎡以上の特定防火対象物や
1000㎡以上の非特定防火対象物で消防機関が指定したもの。

1000㎡未満であっても地下または3階以上の階に特定用途があり、
かつ、階段が屋内に1か所しかない防火対象物は
自分で点検できませんので専門業者に依頼するようにしましょう。

点検しても良い人ってどんな人?


その建物の関係者様(主に管理者、所有者、占有者)のみとなっております。
他の従業員の方は点検を行えませんのでご注意ください。

自分で点検をしても良い消防設備は?


消火器・非常警報器具・誘導標識・特定小規模施設用自動火災報知設備の点検のみとなっています。
特定小規模施設用以外の自動火災報知設備は無資格者は点検できません。

点検方法は?何を点検すれば良いの?


点検方法は、消防庁より発行されているこちらのpdfに報告の仕方まで記載されていますので、
ご自身で点検を検討されている方は必ずご確認ください。

また、総務省発行の消防設備等点検アプリや、
点検票の様式はこちらにございますので、ご確認ください。

消防設備点検・工事のご相談は消防テックにお任せください!


いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介しました自分で消防設備点検を行う方法ですが、
いずれも消防設備についてある程度の知識があったり、
事前に調べて知識をつけておくことが前提となっております。

調べてみても自信がない、わからない部分が多い場合や、
既設の設備が自分で点検可能な消防設備の対象外であった場合は、
必ず消防設備業者に依頼するようにしてください。

消防設備はいざという時に建物の中にいる方々の命を守るものです。
点検は年2回義務付けられておりますので、
万が一の火災による犠牲を減らすためにも定期的な点検を行うようにしましょう。

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