• TOP
  • コラム
  • どんな感知器?煙式感知器の2種3種とは?

どんな感知器?煙式感知器の2種3種とは?

2022年01月24日

タイトル画像


煙式感知器については以前こちらの記事でご紹介しましたが、
実は煙式感知器には、2種3種という感度が2つになっている煙式感知器が存在します。
今回はそんな珍しい感知器について、どのような特徴があるのか、どんな時に使うのかを解説します。

煙感知器の1種、2種、3種とは?

感知器には、1種・2種・3種と、感度によって違いがあり、
1種は一番感度が良く、3種は感度が鈍くなっています。

大体の感度の目安は以下になります。

1種・・・減光率5%の煙の中で30秒以内に作動する感度
2種・・・減光率10%の煙の中で30秒以内に作動する感度
3種・・・減光率15%の煙の中で30秒以内に作動する感度
※減光率・・・煙の中で1m離れた場所にある光がどの程度減るかを表す比率です。

通常、建物には中間の2種を使用しますが、
防火シャッターや防火扉付近には主に3種を使用します。

感度が良いに越したことはないと思いがちですが、
感度が良いものと鈍いものがある理由は、感知器は自動火災報知設備の一部であり、
防火シャッターなどと連動していること多いからです。

一番感度の良い感知器は非常ベルと連動させ、すぐにベルが鳴るようにしたり、
一番感度の鈍い感知器は防火シャッターと連動させて、避難が終わってから防火シャッターが閉まるようにしたりと、
避難を円滑に進められるように感知器の感度を使って工夫しています。

煙感知器2種3種の使いどころ

では、煙式感知器2種3種にどのような特徴があるかというと、
2種用と3種用の端子が分かれているため、2種が作動した後に3種が作動するという動きをします。
このような感知器を2信号式煙感知器と言います。

2種と3種の機能を同時に使用したいときに非常に便利です。

例えば、2種の感知器と3種の感知器を並べて設置したい時に1つにできるため、
コストも抑えられ、見た目も2つ並べて設置するよりもスマートに見えるでしょう。

自動火災報知設備についてのご相談は
消防テックにご連絡ください

いかがでしたでしょうか?
煙感知器には、様々な種類がありますが、
今回は特に光電式の2種3種についてご紹介しました。

弊社では適切な機器をご提案しており、
現地調査については地域により無料で対応可能です。

自動火災報知設備についてお悩みの方はお気軽に消防テックにご相談ください!

<消火器設置・交換は消防テックまで!>
ご相談はこちら!