消火器の訓練していますか?消火器の使い方を解説!
2020年06月15日
みなさんは消火器を使用したことがありますか?
消火器は私達にとって、もっとも身近な消火器具ですが、実際の火災における消火器の使用率は50%程度しかありません。
しかし、消火器を使用した火災における初期消火の成功率は70%を越えるなど、消火器の有効性が証明されています!
ご家庭に消火器を備えていても、使い方がわからない方やうまく使えるか自信のない方は多いようです。今回は消火器の使い方をわかりやすくご紹介します。いざという時のために消火器の正しい使い方を身につけておきましょう!
消火器の使い方を解説!
では早速消火器の使い方を解説します。
とても簡単なので手元に消火器があるとイメージしながら読んでみてください!
STEP1 消火器を火元へ運ぶ
消火器を障害物にぶつけたりしないよう注意しながら、火災の起きている場所近くの消火に安全な場所まで運びます。
※あまり離れすぎていると、火への放射前に薬剤が尽きてしまいます。
火元の3メートルから6メートル離れたところから放射しましょう。
STEP2 消火器のピンを抜く
レバーを固定しているピンに指をかけます。
(このとき、消火器を地面に置くと安定します)
ピンを垂直方向にスパッと抜き取ります。
ピンを抜いただけでは、消火薬剤は出ないのでご安心ください。
STEP3 ホースを持つ
※ホースの途中を持つと、放射の圧力で狙いが定まらず、的確に放射できない恐れがあるので先端を持ってくださいね。
STEP4 レバーを握って消火
レバーを強く握って放射します。消火器が重い場合は、消火器を置いたままレバーを握って放射しましょう。
火の根元をねらい、手前からほうきで掃くように薬剤を放射します。
放射時間は、消火器の種類や薬剤の量により異なりますが、粉末消火器で15秒程度、強化液消火器で30~70秒程度です。放射時間や放射距離は本体に必ず表示してありますので、確認しておきましょう!
消防テックでは、ご要望があれば消防設備点検日に避難訓練も実施致します。実際にみなさんに消火器を持っていただき、使用方法をレクチャーしていますので、ご希望の方はお気軽にお問合せ下さい。
消火器を使う上での注意点!
・火元にいきなり近づくのではなく、ホウキで掃くような動きで、徐々に近づいていきましょう。
・近づく際には姿勢を低くし、煙や炎から身を守りましょう。
・室内で使用する際には、必ず出口(退路)を背に消火しましょう。
・屋外で使用する際には、風上から使用しましょう。
風下から放出すると消火薬剤を自分が浴びる事になり目の前が見えなくなってしまいます。
そのほか、初期消火を中止する判断基準として、
天井に炎がとどく、または天井に燃え移った時点で消火器による初期消火はできないと判断してください。
その場合は速やかに初期消火を中止して避難しましょう。
また、火災が起きた場合には,多くの人に協力を求めてください。
大声で「火事だー!」「誰か助けてー!」と叫べば、周囲の人が気付いてくれるはずです。
一人では無力でも、多くの人が力を合わせれば、被害の拡大を防ぐことができます。
火災には一人で対処するのではなく、必ず周囲の人に助けを求めてください。
消火器の点検も忘れずに!
消火器の定期点検も忘れてはいけません。
特に防火対象物では「消火器の点検と報告」が義務づけられています。
人々の安全を守る大切な設備ですので専門業者へ依頼しましょう。
消火器は普段は使用されずに、火災が発生した時に突発的に使用されるものです。
いつ火災が発生してもいいように定期的に点検を行い緊急時に十分に機能が発揮できるように維持しましょう。
消火器の設置・交換は消防テックまで!
いかがでしたでしょうか?
消火器の使い方についてお分かりいただけましたでしょうか。
消防署・消防団では初期消火訓練として、消火器の取り扱いについて指導してくれます。
消防テックでもご要望があれば消火器の訓練を行なっております。
一度でも使ったことがあるか無いかでは、実際の火災においての心構えが全く違ってきますので、防災訓練があった時には積極的に参加して頂き、取り扱い方法の指導を受けましょう!
<消火器の設置・交換は消防テックまで!>