誘導灯のリニューアルプレート設置に資格は必要?
2020年05月29日
皆さんは上の写真のように誘導灯の設置部分に板が取り付けられているのを見かけたことはありますか?元々は板の大きさほどの誘導灯が設置されていたのです。かなりコンパクトになりましたよね。
誘導灯が小型になった背景には、誘導灯のLED化が関係しています。
LED誘導灯は蛍光灯タイプの従来型誘導灯に比べてサイズが小さくなります。
輝度が高いために面積が少なくて済むからです。
以前のコラム(誘導灯はLEDタイプに交換するべき?)でも誘導灯のLED化についてお話しましたが、LED誘導灯は従来型誘導灯よりも寿命が長く、省エネルギーのため、交換頻度や点検が楽になるという事からLED誘導灯へ切り替える方が増えています。
従来型誘導灯からLED誘導灯へ切り替える際に、リニューアルプレートがあれば綺麗に交換できるのです!
今回は「誘導灯のリニューアルプレートってなに?」と疑問を持たれている方に向けて、リニューアルプレートの役割について解説していきます。
誘導灯のリニューアルプレートは跡を隠すカバー!
リニューアルプレートとは、LED誘導灯へ切り替える際に元々付いていた誘導灯の跡を隠してくれるカバーです。
LED誘導灯のサイズは、蛍光灯タイプの従来型誘導灯よりとても小さいです。
従来型誘導灯を外すと、壁には元々付いていた大きな跡が残ってしまいます。
「跡が残って見栄えが悪い。。」
そんなお悩みをカバーしてくれるのがリニューアルプレートです。
リニューアルプレートを設置することによって従来型誘導灯施工時の穴や、汚れを目隠しするほか、新しいLED誘導灯をスムーズにプレートに固定できます。
画像:YABUSHITA
リニューアルプレートを使用できる誘導灯の種類は?
リニューアルプレートには誘導灯に合わせて様々な種類があります。
先程の写真は壁直付用のリニューアルプレートです。
他にも天井直付用・吊具用・壁埋込用と、誘導灯の形に合わせたリニューアルプレートがあります。
<天井直付用>
<吊具用>
リニューアルプレートですが、どこのメーカーを使用しても規格さえ合えば問題はありません。
誘導灯とセットで購入してしまうのがてっとり早く、かつ間違いない方法かと思います。
リニューアルプレートの設置には資格が必要!
また、設置後の誘導灯の点検にも消防設備士・消防設備点検資格者の資格が必要です。
点検の報告義務もあります。
基本的に点検は半年に1回、年に2回必要となり、点検後には所轄の消防署へ報告しなければなりません。
消防法で定められている点検項目としては、きちんと誘導灯が点灯しているか、予備電池の電池容量が残っているかなどの性能の点検が必要となります。
点検の報告を怠ると罰金となる場合もありますので、必ず報告しましょう。
誘導灯のリニューアルプレート設置は消防テックまで!
いかがでしたでしょうか?
LED誘導灯への切り替えにともなうリニューアルプレートの設置について理解は深まったでしょうか?
「まだ従来型誘導灯を使っているけど、きちんと作動するから交換しなくても大丈夫」という方もいらっしゃると思いますが、電気代や維持費を考えると、早めにLED誘導灯へ切り替えた方が断然お得です。LED誘導灯であれば10年程もちますので従来型誘導灯から1度交換してしまえば、それ以降交換することはほとんどありません。リニューアルプレートを設置すれば、跡も残らず綺麗に設置することが可能です!
お早めの交換をオススメします!
<LED誘導灯切り替えに伴うリニューアルプレートの設置は消防テックまで!>