消火器は詰め替えすべき?それとも交換すべき?
2020年04月27日
消火器には有効期限が定められています。
安全に消火器を使うため、さらに万が一の際にきちんと消火器を機能させるために有効期限が過ぎる前に対策を練っておかなければなりません。消火器の有効期限は「業務用」で約10年、「住宅用」で約5年となっています。今回は消火器の詰め替え、交換それぞれどちらの対応をとるべきかについて解説します。
消火器は新しいものに交換すべき!
早速の結論ですが、古い消火器は新しいものに交換すべきです。
その理由について理解するために。詰め替えと交換の差分をみていきましょう。
そもそもどんな消火器が詰め替え可能?
そもそも、どの消火器も詰め替え可能なの?と思われる方も多いかもしれません。
しかし、本来は詰め替えが可能な消火器は「業務用消火器」となり、住宅に置かれる「住宅用消火器」は詰め替えができません。「住宅用消火器」はそもそも詰め替えができないので、使用期限がきたり、劣化がみられた場合は速やかに新しいものに交換しましょう。
詰め替えは5年が目処?
消火器に入っている薬剤は5年を目処に交換、詰め替えをするべきとされていますが、しっかり点検を行っておけばやらなくても大丈夫なケースが多いです。
ちなみに、消火器の詰め替えは「消防設備士」でないとできません。
有資格者を保有する業者に委託した場合や、市区町村での斡旋の金額はだいたい下記の通りです。
・4型粉末消火器→ 4,000円~
・6型粉末消火器→ 5,000円~
・10型粉末消火器→ 6,000円~
消火器は新しいものに交換すべき!
繰り返しになりますが、古い消火器は新しいものに交換するべきです。その理由は使用期限が伸びる点です。
消火器の薬剤の交換は5年を目処に交換すべきとのことですが、新しいものに交換すると10年持ちます。
また、交換しても詰め替えと金額は大差ありません。
消火器の交換費用は?
では、交換費用がどの程度かというと、10型粉末消火器は、販売価格が安いものであれば4,000円~6,000円くらいで取り扱いがあります。この平均と考えた金額が5,000円、古い消火器の引き取りで2,000円かかったとすると、7,000円になります。
薬剤の詰め替えを依頼した場合は6,000円、新しいものに交換して7,000円(使用期限が購入時から10年)で
あれば1,000円程度の差しかありません。1,000円程度の差であれば使用期限が伸ばせて、消火器の入れ物も新しくなると考えれば安いですね。
消火器の点検はしっかり行ってください!
消火器の点検をしっかり行っていると、詰め替えや交換をしなくて済む場合があります。
点検を怠って無駄にお金を払わないようにすることも大事なことです。
消火器の点検は消防法で義務づけられており、点検後は所轄の消防署へ報告しなければなりません。点検の頻度は6ヶ月に1回上で、本体、ホース、レバーを全てチェックシートをみながら行います。しっかりと点検をしていれば使用期限が10年と言われている消火器をきちんと長持ちさせることができるからです。適切な設置場所に、点検を行ってきちんと配慮していると、交換や薬剤の詰め替えをしないで済みます。
消火器の設置・点検は消防テックまで!
いかがでしたでしょうか?消火器の、詰め替え、交換について理解は深まりましたでしょうか?
消火器の点検をしっかり行っていると、詰め替えや交換をしなくて済む場合があります。
点検を怠って無駄にお金を払わないようにすることも大事なことです。
点検は専門家にお任せすることをオススメします!
<消火器の設置・点検は消防テック!>