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垂直式救助袋の使い方は?気になる価格は?

2020年04月23日

みなさまは救助袋について理解していますか?

救助袋は、火災といった災害時に避難者を窓から降下させて、布状の袋本体の内部を滑り降りる避難器具の1種です。そんな救助袋には垂直に滑り降りる垂直式救助袋と、斜めに滑り降りる斜降式救助袋があります。

今回は一般的によく使われる垂直式救助袋の使い方と、気になる価格について解説します。

 

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救助袋の種類は2種類!

救助袋


まずは、救助袋について解説します。

 救助袋は垂直に滑り降りる垂直式救助袋と、ほぼ45度の角度で張り渡してその内部を斜めに滑り降りる斜降式救助袋があります。垂直式は斜降式に比べ、場所をとらずに迅速に避難できる利点があり、連続降下も可能です。斜降式は斜めに滑り降りるので連続降下が可能だですが、降下空間や避難空地を広く取る必要があり、降下開始までの準備に時間がかかるという欠点があります。

 

救助袋には大抵の場合、先端に砂袋などのおもりが設置されており、風にあおられて障害物に引っかかったりしないように固定する役割を持っています。また、垂直式は滑り降りるスピードが出過ぎないよう、平均して毎秒4m程度の速度で降りられるように、螺旋式の構造になっていたりと、工夫が施されています。一方で斜降式の降下速度は毎秒7m程度です。

                                                        画像:オリロー株式会社

救助袋の使い方は?

救助袋


次は救助袋の使い方について解説します。

救助袋は格納箱に収納されていますので、まずは収納箱から取り出します。救助袋を取り出した後、袋本体を締めてあるバンドを引きながら砂袋を地上から投下します。砂袋が投下された後、救助袋を先端部分から徐々に地上から下ろしていきます。救助袋が地上に降りたことが確認できた後、避難者の入り口を回転させ、入り口を作成します。入り口がしっかり固定された状態を確認できれば、入り口枠を手に持ち足から入り、正面にある安心ベルトを持ちながら降下していきます。降下中は両手を上に上げて右膝を内側に少々曲げながら、

腰および背中で滑り降ります。

                                                   画像:CSK総合防災株式会社

救助袋の価格は?

救助袋の価格は結構お高いんでしょう?そう気にされる方も多いのではないでしょうか。

救助袋は設置する階数によって袋の長さが異なるので、その袋の長さによって金額が変わります。一番低階層の2階の場合は20万円〜程度から購入が可能です。また、特殊金具や格納箱を含めるとおおよそ50万円〜程度になります。設備も複雑であるため、消防設備の中では比較的高額な設備とも言えます。


救助袋の設置・点検は消防テックまで!

いかがでしたでしょうか?救助袋は、火災といった災害時に避難者を窓から降下させて、布状の袋本体の内部を滑り降りる避難器具の1種です。救助袋について深く理解し、万が一に備えることが大切です。救助袋は消防法によって点検が義務付けられています。必ず点検を行い、非常時に問題なく稼働させる状態にすることが必要です。点検は専門家にお任せすることをオススメします!

 

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