非常電源装置とは?点検は必要?
2020年04月18日
みなさまは非常電源装置について理解していますか?
非常電源装置は、常用電源である一般商用電源が停電したときに、消防用設備などが正常に作動できるように設置する電源です。非常電源装置は非常電源専用受電設備、自家発電設備、蓄電池装置又は燃料電池設備の4種類が定められています。非常電源装置はスプリンクラーや屋内消火栓設備などと同じように、定期に点検し管轄の消防署などへ報告することが消防法で義務付けられています。今回は非常電源装置について種類だけでなく、点検についても解説します。
非常電源装置の種類は4種類!
まずは、非常用電源装置の種類について解説します。
非常用電源装置は主に4種類あります。順に解説していきます。
非常電源専用受電設備
非常電源専用受電設備は、消防用設備専用の変圧器によって受電するか又は主変成器の2次側から直接専用の開閉器によって受電するもので、他の回路によって遮断されないものをいいます。非常電源専用受電設備には受電電圧により高圧で受電するものと低圧で受電するものもあります。
自家発電設備
自家発電設備とは、一般商用電源である常用電源が停電したとき、自動的に原動機が動き、発電機を作動させることにより電力を供給できる設備で、ディーゼル機関、ガス機関又はガスタービン等の原動機、発電機、制御装置(発電機盤と自動始動盤又は自動始動発電機盤をいう。)、始動装置、燃料タンク、排気筒などから構成されるものです。
蓄電池設備
蓄電池設備は、直流出力にあっては蓄電池と充電装置から、交流出力にあってはこれらに逆変換装置(インバータ)が付加されたものから構成されたものがあります。
また、直交変換装置を有する蓄電池設備(ナトリウム・硫黄電池又はレドックスフロー電池)といったものもあります。
非常電源装置は点検が必要!
非常用電源装置は、スプリンクラーや屋内消火栓設備などと同じように、定期に点検し管轄の消防署等へ報告することが消防法で義務付けられています。非常電源装置の点検は6ヶ月に1度必要です。非常電源装置は非常時に消防設備が正常に稼働するために必要で、人命を守るものです。必ず点検をするようにしましょう。
非常電源装置の点検は消防テックまで!
いかがでしたでしょうか?非常電源装置に関する理解は深まりましたでしょうか?
非常電源装置は非常時に消防設備が正常に稼働するために必要で、人命を守るものです。そのため必ず点検を行い、非常時に問題なく稼働させる状態にすべきです。点検は専門家にお任せすることをオススメします!
<非常電源装置の設置・点検は消防テック!>